
外国人旅行者は、タイで購入した商品に含まれる付加価値税還付(VAT REFUND)が受けられます。
VAT還付を行うには、商品を購入する際にお店から申請書を受け取る必要があります。
VATとは、空港内にある免税店とはわけが違うのでしょうか?
今回は、空港内のTAXとDUTY FREEの違いや、VAT還付の申請方法
また、バンコクスワンナプーム国際空港のVAT還付場所をご紹介します。
読みたい内容にJUMP
免税店とは?
海外旅行をすると良く耳にする【TAX FREE】【DUTY FREE】と言ったこの2つの言葉。
どちらも税金が免税される事には変わりありませんが【FREE】となる税金の種類が異なるのです。
- 【DUTY FREE】⇒消費税+関税+酒税+たばこ税
【DUTY FREE SHOP】
基本的に、空港の出国エリアにあるお店がDUTY FREEの対象店となります。
出国手続き⇒法律上どこにも入国していない状態⇒税法適用外⇒無税ゾーン
出国エリアは「保税地域」と呼ばれています。
空港内の保税地域のみ【DUTY FREE SHOP】を出店出来る為、基本的に街の中にはありません。
- 【TAX FREE】⇒消費税
【TAX FREE SHOP】
外国人旅行者を対象としたTAX FREE SHOPは、街中に多くあります。
日本では【TAX】ですが、海外では多くのお店が【VAT】※と表記をしています。
タイでもお店の入口やお店の中に【VAT REFUND】といった表記があれば、VAT還付を受ける事が可能です!
※海外において日本でいう消費税に相当する主な税は、VAT (Value Added Tax)とよばれる付加価値税
VAT REFUNDをしよう!
タイで購入する商品にはVAT(付加価値税)7%が課税されています。
外国人旅行者は、商品購入時やタイ出国時にVAT課税7%分の返金申請を行う事が可能です。
VAT還付条件と還付方法を詳しく見てみましょう!^-^
VAT REFUND条件と方法
- 1.VAT還付申請が出来る対象者
- タイ国籍を持っていない外国人
- タイ滞在が年間180日未満の者
- 航空会社の乗務員でない者
- バンコク、チェンマイ、プーケット、ハジャイの4つの国際空港から空路でタイを出発する者
- 2.VAT還付申請の条件
- 【VAT REFUND FOR TOURIST】の表示店で購入した商品である事
- 同日同一店舗で購入した商品の総額が2,000バーツ以上である事
- 購入した全ての商品総額(VAT込み)が5,000バーツ以上である事
- VAT還付申請を、購入日から60日以内に本人が行う事
- 購入した商品は、購入日から60日以内にタイ出国と共に持ち出す事
※タイからの持ちだしを禁止されている物品、拳銃や爆発物などの危険物、宝石の原石などはVAT還付の対象外
- 3.VAT還付方法
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●お店で●
- 【VAT REFUND FOR TOURIST】の表示店で2000バーツ以上のお買い物
- 会計時にスタッフへ【VAT REFUND(VAT還付)】を受けたい事を伝える
- スタッフへパスポートを提示する
- 「VAT払い戻し申請書(P.P.10)」に必要事項を記入
※詳細下記参照 - 「VAT払い戻し申請書(P.P.10)」と「税金請求書(TAX Invoice)」2種類の書類を受け取る
※受取った2種類の書類は、帰国まで紛失しないように注意!
必要な物
- パスポート
VAT払い戻し申請書(P.P.10)記入事項
- パスポートの番号
- 名前
- 日本の住所 etc…
※記入箇所はお店の店員さんが指示してくれます^-^
出典:urahk.com
●空港チェックイン前●
- 出発ロビーにある【Custom Inspection for VAT REFUND】カウンターへ行く
※地図下記参照 - カウンターで、お店で受け取った書類「VAT払戻し申請書(P.P.10)」「税金請求書(TAX Invoice)」と購入品、パスポートを提示
※単価10,000バーツ以上の高価な品物は購入本人が提示する事 - 税関の職員にスタンプを押してもらう
必要な物
- パスポート(+航空券)
- 申請書類2種類【VAT払い戻し申請書(P.P.10)・税金請求書(TAX Invoice)】
- 申請する購入品
●チェックイン・出国審査後●
- 出国エリアにあるVAT払戻しのカウンター(VAT Refund Office Revenue Dept.)へ行く
※地図下記参照 - 再度、お店で受け取った書類「VAT払戻し申請書(P.P.10)」「税金請求書(TAX Invoice)」とパスポートを提示
※高価な購入品(宝石、貴金属、装飾品、時計、めがね、ペンなど)はここでもう一度提示を求められる場合があります。 - 確認終了後、同じカウンターでVATの払い戻し
必要な物
- パスポート
- 申請書類2種類【VAT払い戻し申請書(P.P.10)・税金請求書(TAX Invoice)】
- 申請する購入品
- 払い戻し受け取り方法
●30,000バーツを超えない場合●
- タイバーツの現金
- 銀行小切手
- クレジットカード口座への振込
●30,000バーツを超える場合●
- 銀行小切手
- クレジットカード口座への振込
- 払い戻し手数料
- タイバーツの現金:手数料100バーツ
- 銀行小切手:手数料100バーツ+銀行の小切手発行手数料及び郵便料金
- クレジットカード口座への振込:手数料100バーツ+クレジットカード会社の振込手数料及び郵便料金
VATに関する問い合わせ先
VAT Refund for Tourists Office(タイ語・英語)
- TEL:(66)2272-9387~8, (66)2272-8195~8
- FAX:(66)2617-3559
- E-mail: vrefund@rd.go.th(英語)
- 利用時間:(8:30am~4:30pm)
銀行小切手又はクレジットカード口座への振込みでの払戻しが適当な期間内になされない場合は、VAT Refund for Tourists Officeへ連絡して下さい。
動画で確認!
まとめ
VATは、結構大きい額になる可能性が高いのです。
日本人の多くは、制度を知らなかったり、面倒臭いと申請を行わないVAT REFUND。
本当にもったいないのです!!!
高額なお買い物をしていなくても、VAT還付条件を満たしている方は申請される事をお勧めします!^-^
ただ記載したように、空港でいくつかの手続きが必要となりますので、空港へは時間に余裕をもって到着するようにしましょう!
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